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人間の体には脂肪細胞が全身に存在しているのですが、実は脂肪細胞は増える時期が決まっているのです。
脂肪細胞が増える時期は成長期までの間に何回かあります。
それ以降はもう脂肪細胞の数が増えることはなく、食べ過ぎた場合には細胞の一個一個が膨らむために、太って見えるようになるのです。
ヒトの脂肪細胞は約300億個あると言われていますから、これが全部太ったら大変な状態になりますね。
(※成長期を過ぎても脂肪細胞の数が増えるという説もあります。)
では、脂肪細胞の数が増える時期のお話に戻りましょう。
お母さんの胎内にいる間の三ヶ月。
これが第1回目の脂肪細胞が増える時期です。
そして第2回目が生後一年間だと言われています。
この時期に過剰に栄養を摂取してしまうと、赤ちゃんは当然太ってしまいます。
太れば二重あごにもなりますね。
しかし、病的なことではありませんので心配はありません。
ただ、心配なのは、脂肪細胞が増える時期に太ってしまった赤ちゃんは大人になれば肥満になってしまうのか、ということです。
調べてみたところ、脂肪細胞が増える時期に太った赤ちゃんが必ず肥満になるとは限りませんが、太りやすい体質にはなってしまうようです。
子どもでも生活習慣病になる場合もありますから、栄養管理だけは赤ちゃんの頃から気をつけてあげたいものですね。 |

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